正気と邪気


邪気を捨て、正気を育てる。

気を、自分の身体と心にとって、いい気か悪い気という2種類に分類して見ていくと、正気も邪気も、「外からのもの」と「自分の心の中から生じるもの」があります。

外からのもの

正気


いい気・正気とは、酸素など山や海、自然のきれいな所へ行って、新鮮な空気を吸うと気持ち良くなり心も身体も元気になる



邪気


邪気というのは、二酸化炭素・放射能など・工場などの空気の悪い所に行って、気持ちが悪くなる・スギ花粉・目に見えない細菌




自分の心の中から生じるもの

正気


人間関係の中で感謝されたり、一緒に喜んだりするプラスの元気になっていくエネルギー・前向き・明るい・元気・頭がさっぱり・いろいろ気づく



邪気

 

嫌だなぁ・病気になる・暗い・よこしまな考え・不安・憎しみ・恨みつらみ・悲しみ・滞り・ストレス・喜び過ぎるなどの過度なプラスのエネルギーも、時として邪気となる





人間は、毎日生きて、感じて、考えています。

その中で、日々嫌な思い、マイナスの考えも生じ、この思い・想念が邪気となります。


邪気は、日々生じ、全ての邪気を捨て切る事はできませんが、減らしたり、正気で中和したりすることは出来ます。


毎日の歯磨き・洗顔のように、気功で日々生じる邪気を切り捨て、正気を取り入れることが大切です。

 


医療気功は、身体を治したり健康にするために、気を使っていきます。

              ↓

正気を育て、邪気を捨て、調身・調息・調心で、身体と心を整えます。



気功の三要素


調身・・・姿勢を整える

調息・・・呼吸を整える

調心・・・心・意識を整える

調身

姿勢を整えます

上虚下実は、気功の基本姿勢

意守丹田でずっしりとかまえつつ、上半身は融通無礙に動きます


調息


呼吸を整えます

横隔膜による腹式呼吸

息を吐く事を意識し、一呼一吸に集中します

調心

心・意識を整えます

雑念を捨て、頭の中を空にします

 


どこかが崩れると、だめだ!と坂道を転がり落ちるようになってしまいがちです。

何か一つ具合が悪くなっても、他でなんとか補うことができます。

調身・調息・調心の三位一体で整えていきます。



気功の基本姿勢


上虚下実が、気功の基本姿勢です。

上虚下実

足は肩幅平行で、膝を少し曲げ、下半身は大地に根が生えたようにずっしりと

上半身は肩の力を抜いて軽くたちます。

頭は、スッと上から糸で吊り下げられるようにします。

意守丹田

意識を丹田(お臍の下のところ)にもっていきます。

上半身は軽く・・・・・肩の力を抜いて、融通無碍に

下半身はずっしりと・・肝をすえ、根が生えたように揺るぎなく立ちます

           まっすぐに重力に逆らわず、重心をおとす

丹田

お臍の下、腹筋を締めた中心のところ、引き締まる塊みたいなところが、丹田です。



気功を続けると


気功を続けていると、病気に対する抵抗力や自然治癒力が備わってきます。

思考を切り替える・余計な心配を捨てる等の効果もあります。


人間は、必ず苦境に陥ることがあります。

気功を行っていれば、その時に落ち着いて慌てずに、対処していくことができます。


気功は、螺旋階段を何度も繰り返し上がっていくような感じです。

日常生活に取り入れることが大切です。

 


まずは、楽しみながら、気を感じることから始め、

気の世界を楽しみましょう!