医療気功教室 2016年1月期 期末食事会

医療気功教室 2016年1月期 期末食事会    2016 3/25  

 

毎期末に食事会を設け、各自今期を振り返り感想及び、玉木先生との質疑応答を行っています。

 

今期の感想

気功を始めて4年半。以前は電車に乗っている時、上虚下実の姿勢をとり、揺らされない様にしていた。最近は甩手を左右交互にしながら歩いている。季節もよくなってきて、これから歩くことが増えるので回旋の甩手も入れたりしながらやっていきたい。

 

月に入りインフルエンザの為高熱が出て、まだ気管支が治らない。その間家で気功を一人でやろうと思ったがうまくいかずできなかったが、教室に来て皆とやると出来た。気功で体力を回復していきたい。入会したきっかけの 病気の数値は、何が功を奏しているか分からないが、今までで一番低い数値だった。このまま続けたいと思う。

 

1月~3月まで忙しかったが体調は非常に良い。家ではなかなか気功が出来ないが、教室に来ると楽しくてしょうがない。邪気、邪念は湧くが三線放鬆功の後半のあたりから、周りが金色の空気になり、軟酥観では上半身は空気に溶け込んでいる様に金色の空気と一体にな ってしまう。嬉しくて楽しい状態。4月から主人と自分の病気の治療が始まるが、出来るだけ教室に来て、こういう気分を味わいたい

 

今年1月から入会。ストレスに弱い。身体的には今年は風邪もひかず元気。6年前に交通事故に会い、それからヨガとピラティスをやっている。最近気功に興味を持ち免疫力を高めたいと思いこちらの教室に入会した

 

月から入会。大阪から引っ越してきた。大阪で1年間気功教室に通っていて調子が良くなってきたので、こちらでも続けたいと思い入会した。段々落ち着いて出来るようになってきて、気を感じ、体に巡っているのを感じる。これから楽しみにしている。

 

年半経ったがまだ気を感じられない。3年経ったら変わってくるというので楽しみにしている。10日程前から心を入れ替えて教科書を読んだ。読むだけで呼吸が深くなる感じがした。家で甩手をやるようにし、疲れた時にやると疲れが取れ、歩きながらもやる様に努力している。体が元気になってきて、持病が軽くなり、疲れにくくなっている。

 

年経った。最初は自分に集中が出来なかった。続けて年数を重ねていくと色々変わってくるのだと思っている。2月に入り歯の治療、風邪中耳炎、外耳炎になり耳の閉塞感があったが最近気にならなくなってきた。家で一人で気功をやると集中できないが、教室に来て皆とやることが良いのか、元気になる。これから少しずつ良い意味で成長出来たらと思う。

 

1月は文化センターの改修工事の為、気功教室はお休み。気功がないのに元気過ぎた。元気は正気だが過ぎると邪気になる。喘息、肺炎一歩手前の風邪をひいてしまった。気功教室で自分と向き合う時間大切だと思い知らされた。呼吸が苦しい時、他のもので補えるという気功を思い出し、手や足の裏から邪気を出そうと思った。辛い目に合って、気功でやってきた事が無駄ではなく、生活に役立つ。今地球環境も悪くなっている。これから肺を強くしていく為に、朝と夜10回ずつ深呼吸する様にと病院で言われた。自分なりの工夫をして、脊椎の矯正の「鳥が羽ばたく様に大きく腕を広げる」をしながら呼吸をしたら、苦痛なく出来る。病気になって気づいた事が沢山あった。

 

クリニックのカウンセラーの引き継ぎ等で落ち着かず、心と体のバランス悪くなっている。変化の時にはバランスが悪くなる。だからこそ気功が役立つ。生活の中で軸になるのは気功を再認識した3か月。この様な時にどの様に立ち上がっていくのか、自分自身を興味深く見ている。人の為に何かやれたらいいと思っている

 

忙しかったり疲れたりすると円形脱毛症が出てきていた。最近それが大分良くなり、疲れることが沢山あったのに出ていないと気づいた。これも気功のお蔭かと思った。

 

毎年この時期、気持ちは外に向かうのに体調を崩してしまう事が多い。体力をつけたり、体を外に慣らす事ばかりを考えていたが、最近気功の三線放鬆功を充実させようと思うようになってきた。気功に静功と動功があるように、三線放鬆功は外見は静かだけれど身体の内側はエネルギーがすごく回っている状態。深く呼吸をして息を整え春に備え、気を身体中に巡らせていこうと思う。

 

肺と腸にトラブルを持っている。両方の薬が合わず積極的な治療が出来ないが、気功を続けていたらリンパ球が増え、免疫力がどんどん高くなっている。本来自分はアドレナリンが出て、疲れを感じないで動き過ぎてしまう事が多いが、今は本当に疲れていない好い状態。気功が日常の中に入り込んでいるので、このまま絶やさないでいきたい。

 

自分はずっと気を感じないと思っていたが、最近もっとしっかり、五感、六感を使ってきちんと感じていこうと思う様になっている。本来感じるものも、感じないと思い込んでしまっていた。そう思ってみると、気功が今まで以上に面白い。

 

体調はおおむね良好だが、立春の頃になると、気が腹部より喉に向かい昇るようになり、不安感が誘発され、苦手な季節。過剰にとらわれず、良い意味での「鈍感力」を気功で身に着けていけたらと思う。

 

【質疑応答】

        Q : 受講生     

         A : 玉木先生

Q : 気功を始めた当時、気功後疲れはなく元気だったが、最近気功をやった後、疲れたと感じ、休むと気持ち良くなるのは?

A : 疲れに気づくようになったというのもある。アドレナリンが出ていると疲労していても疲労感がないから動き続け、本当に体がダウンした時にダウンする。疲労と疲労感が一致してくると、ちょっと疲れたなと気づき疲れを溜め込まなくてすむようになる。また修復の時期というのもある。花が咲いて落ちて実になってという様に、今が休眠状態の時期なのか、草花が伸びて花開いている時期なのか。人生の中で何回かサイクルがやって来るので、その一つの状態なのかもしれない。 

 

Q : 気功を始めて2年半。体は元気になっているが気を感じられないが?

A : 何も感じないというが血色が良くなっているのでは?なんとなく教科書を手にとってみたという事も「何となく」感じて動けるようになったという事かもしれない

 

Q : 三線放鬆功の時、邪気を祓っても祓っても湧いてきてしまう時、そのまま続けてよいか?一旦止めて落ち着いてから続けた方がよいか?

A : 仏教でもお釈迦様が悟りを開いた時に悪魔の大群が押し寄せてくる描写がある。変わろうとする時に何か邪魔するものが出て来ることがある。自分の中で邪気を捨てるという強い気持ちを持って捨てられたならば、それを捨てる。そうでなければ止観。止める。いやなものをスローモーションの様に静止画像にして落ち着いて見る。妄想の様な悪いもの、出てきたものを膨らまさない。一切皆空。それは妄想なのだと自分の中で処理をする。その中にずっと浸っていると疲れてしまう。家にいる時ならば、もう一度甩手からやり始め、捨てたぞというところから三線放鬆功に入る。教室ならば、息を吸って、止めて、吐くという一呼一吸に三昧することに三線放鬆功の時間を使ってもよい

 

Q : 教科書の「立禅」に舌の先を上顎につけるとあったが、上顎につけると息を吐きにくいがどうしたらよいか?

A : 口呼吸ではなく鼻呼吸にすると吐きやすいと思う。小周天の気の巡りがよくなる様にということで舌の先を上顎につける

 

Q : 自発動功の動きが自分の意志で動いているのか、自動の動きなのか分からなくなる。そのような時どうしたらよいか?

A : 自発的に動くことに囚われていると、これが自発的な動きか能動的な動きか迷ってしまう。動いてみたり動きを止めてみたり自由に試行錯誤してみるのもよい。動物は色々な動きをしながら自分の体の悪い所を治していく。それが自発動功。少し意識的に動いたとしても、それがいけないということではなく、治す為のなんらかの動きを引き起こしているのだということで、むしろ自由に動いていただいた方が良い。自由に動いて動き過ぎた場合は「ゆっくり」とか「ゆるく」とかいう風に自分に声かけをする。気功とは気のコントロール。湧いてきた気に自分があおられることもあるので、動き過ぎたらセーブしてコントロールしていく。

 

Q : 春は苦手な季節と感じているが?

A : 感じやすいのも感じにくいのも個性。春先は全ての生物が育っていく気があり、芽が伸びるように下から気が上がっていく。自分の気にあおられたり、外界と人間との中で生きているので周りの気にもあおられる。感じやすい人は余計外気に振り回されてしまったりすることがある。感じ過ぎる人は感じないように、感じない人は少し意識してみると、ちょうど良い的確な所というのがある。感じるがそのことに囚われず気のコントロールをする。どうしても春先の気のような捨てきれないものに対しては、抑える甩手等で色々な気功を使い分けてやっていくと良い。外と自分は連動して動いているので、それらの気を正確に知り、前もって余力をつけておくといい。その時いっぱいいっぱいになっていると一乗せしただけで大きく身体が崩れてしまう。大体は人が想定している自分ができると思うより、少し満たないぐらいが適量だったりする。満たない感覚とか、感じないぐらいの感覚の所を少し味わっていくとよい。感じないのが感じるようになるより、敏感なものが鈍感になる方が実は難しかったりするので諦めず気をコントロールしてしのいでいく。

 

【玉木先生のお話】      

肺と腸というのは五行説でいうと「金」のところで、それを助けるのが胃と脾臓で免疫のリンパ球のところ。肺、大腸が悪いのを胃と脾臓が補っている。代償というように人間はどこか具合が悪いところがあっても、そこを補いながら生きている。例えば脳も半分ぐらい無くても実は生きていける様に、どこか具合が悪いところがあっても、そこを補うような力を目覚めさせていくのも気功である。人間は殆どの脳、肺胞、肝臓を使っていなかったりする様に持ってはいるが使っているのがごく僅かで、いつも使っている所ばかりを酷使しているので、そこばかりが悲鳴を上げている。内臓の浄化も含め自分の全身隅ずみまで気を回していく。気を回すと気といっしょに”気血水”と言い血の巡り、水の流れが良くなる。血の巡りが良くなると血色が良くなるだけでなく、人間は酸素を取り入れてエネルギーを出していく。酸素がちゃんと吸えるように、脊椎の矯正で胸を開いて、肺胞の一つ一つを意識して酸素を取り入れる。そうすると体は自然に修復するように回っていく。今地球環境も悪く、花粉、pm2.5、大気汚染もある中で思い切り新鮮な空気が吸えなかったりする。だからこそ酸素も吸うが頭、手、足等から気という感じで人間に必要なエネルギーを吸収して自分の弱い所悪い所が治るように、また細胞の老化を防ぐようにしていく。日々細胞は死んでは生まれ、死んでは生まれている。実はこの身体は一年前の細胞とは全く違う細胞から出来ていたりするのでその細胞が元気になる様に気を巡らせてあげるといい。今の細胞をコピーして人間は生きているが、そこが澱んでいるとコピー紙がどんどん汚くなる。一回一回綺麗なものにしておくとコピーしたものが比較的綺麗を保つことができる。気功は顔を洗ったりお風呂に入ったりする様に、すぐには分からないが確実に身体にとっては良いもの。ただあまり疲れていたりしんどい時は一人ではやりにくい。せめて気功教室に来たら皆の気に乗って、共鳴だったり、共感だったり、自分の中の気を練ると共に集団の気を盛り上げて良い気を作っていく。そういう気がエネルギーになり良い気場を作っていく。そういう気場の中で気功をやっていくと一人でやるより良かったりする。最低限教室に通える体力を作りながら気功をやっていっていただけたらと思う。